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槇原敬之『君の後ろ姿』

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今まで片思いに苦しんだという経験があったかと思い起こすと、今となってはあまり思い出せない。いや、相手に困らなかったとかそういうわけでもないし、振られた経験も人並みにあるし、想いを引きずったこともあるけれど、片思いって・・・どうだっただろう。過去を振り返ると、若い頃は意外と身の程知らずに(我慢できずに)伝えていた気はする。戦績は5割くらい?(笑)片思いで1つあるとすれば、高校の時くらいかな。その話はまぁ、後日。

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さて、今回はそんな片思いの曲を紹介したいと思います。至高の片思いの曲だと自分は思う曲で、「Personal Soundtracks」というアルバムに収録されている「君の後ろ姿」という曲です。

Personal Soundtracks
Personal Soundtracks
君の後ろ姿
君の後ろ姿

曲の内容は以前に紹介した「運命の人」や「LOVE LETTER」に通じるものがあって、決して相手には告げません。なんらかの理由で告げられないと言ったほうがいいのかもしれない。告げた瞬間に今が壊れることを心の底から怖がっていて、とは言え、そこには気づいて欲しいという願望が込められてる。そんな曲の1つです。

運命の人
運命の人
LOVE LETTER
LOVE LETTER

それじゃあまたねと別れたあと
君には少し大きい気がする
見慣れた鞄を揺らしながら
小さくなる君を見つめてた

片思いと言っても、「それじゃあまたね」と言うくらいだから、比較的距離が近い関係というのがなんとなくわかる。距離が近い故の苦悩、ジレンマというのがこの曲の肝だ。何らかの理由、それは単なる恐怖なのかもしれないけれど、彼は告げることができないでいる、その状況がグッとくるところ。

振り返らないことを願うけど
一度も振り返ったことなんてない

そして、別れた後はいつも目で追ってしまう。歌詞では振り返らないことを願うと言っているけれど、本音はこの逆。振り返って気づいて欲しいけれど、今まで一度も振り返ったことがない。振り返ってくれないことで、片思いということをいつも痛感しているわけです。で、そんな自分は、

まるで立てかけたほうきみたいに

君にとってそこにあるほうきと同じように自分は特別な存在ではないと認識するわけですよね。切ない。そして、それをわかった上で、気づいて欲しい反面気づかれると現状が壊れることを恐れているから、目で追っても「振り返らないことを願う」と自分に嘘をつくし、君の前ではそんな素ぶりも見せてないんでしょうね。だからこそ、

君の後ろ姿を見送るときだけ
嘘をついていない僕でいられる

君に気づかれないときだけは(いや、ほんとは気づいて欲しいけれど)、君を喜ばせるためにいつも道化を演じている自分ではなくて、真剣に君を思っている自分を隠さずにいられるってことなんだと思います。

失うことよりも たった一言で
傷つけてしまうかもしれないのが
ただ怖くて 夢の中の
君にさえ好きだとは言えずにいる

相手に告げるというのはとても勇気のいることで、ここでは「(君を)傷つけてしまうかもしれない」と言っているけれど、ここも本心はまた違う。やっぱり、自分が傷つくのが一番怖いんだよね。偽らざる本心はそこ。

もう1つの解釈としては、どうしても告げられない理由があるかもしれないということ。もしかすると、既に相手がいるのかもしれない、結婚をしているのかもしれない、だからこそ、告げてしまうと相手を傷つけてしまうと思っているのかもしれない。そんな解釈もありかな。

冒頭に片思いの経験はあまり思い出せないと書いたけれど、この曲、この歌詞の内容は本当にグッときます。過去にそんな経験がないのに、と思うかもしれませんがそこは察してください。自分もそれなりに道化を演じているし、いろんな制約の中で生活しているのですよ(笑)

 

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